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その他(洋書)

Of the origin and progress of language 『言語起源論』

著者は、匿名であるが、そのタイトルから推察すれば、スミスと親交のあったモンボドウ(Lord Monboddo, James Burret, 1714~1799)の「言語起源論」と思われる。

スミスは、自己の蔵書の総カタログを作らせたほどの蔵書家であったので、古くからスミス蔵書の文献目録の研究はされていた。即ち、代表的なものとしては、James Bonar, 「A Catalogue of the Library of Adam Smith, 2nd ed., London, 1932, P.118」があり、我が国でも、小林昇「HIROSHI MIZUTA: ADAM SMITH'S LIBRARY. A Supplement to Bonar's Catalogue with a Check-list of the whole Library. Cambridge University Press, for The Royal Economic Society, 1967. xix +153P. ―紹介と感想―」、『立教経済学研究』第21巻第4号、1968年1月、矢内原忠雄「東大経済学部所蔵アダム・スミス蔵書について」、水田洋「アダム・スミスの蔵書」、アダム・スミスの会/大河内一男編『アダム・スミスの味』等があり、スミスの蔵書については、すべて網羅されているはずであったが、奇しくも、本学で所蔵している4冊は、まったくふれられていなかった。ただ、1781年に、スミス自身がつくらせた蔵書カタログには、"Origin & Progress of Language. 3 Vols."とあり、水田洋氏も、その旨を記しているにすぎない。

この4冊のスミスの蔵書は、京都帝国大学経済学会「経済論叢」第18巻第1号、1924年1月刊(アダム・スミス生誕二百年記念号)の中で、本庄栄次郎氏の「アダム・スミス生誕二百年記念会記事」の中に紹介され、1923年6月5日京都大学で開催されたスミス生誕二百年記念会に、同志社図書館より出品された旨、記されている。

各冊のタイトルページには、"Ad Gifford"の署名と"Granton House, Edinburgh"の浮出印があり、表紙うらのみかえしには、「ADAM SMITH」の蔵書票と「本書ハ柴山健三君ノ好意ヲ以テ当図書館ニ寄贈セラレタルモノ也 大正六年二月一日 同志社図書館」との寄贈票が貼付されている。

参考文献:香川大学経済学論叢 第44巻第1号 山崎怜氏論文「あるスミスの蔵書について」

「びぶりおてか」同志社大学図書館報12号(1972.7.1)より抜粋
タイトルページ

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Adam Smithの蔵書票

Adam Smithの蔵書票
故柴山健三教授寄贈票

故柴山健三教授寄贈票